
Z世代とはアメリカで生まれた概念で、諸説ありますが1997年から2012年に生まれた世代を主に指しているとされています。
物心ついたときからスマホやSNSと触れ合ってきている「デジタルネイティブ」と言われる世代です。
私たち株式会社PRiMA(プリマ)ではZ世代のメンターとZ世代のマーケティング集団によるZ世代の分析を行なっています。
Z世代マーケティングとは
Z世代マーケティングはデバイス・メディアの多様化
<Z世代以前の主なメディア>
テレビ番組雑誌等での情報収集が主流
→多くの人が同じ情報を受け取るため、マスでのリーチが可能
<Z世代が選択するメディア>
スマートフォンやパソコンでの情報収集が主流
→デバイスごと、メディアごとにセグメントが必要

Z世代マーケティングの意義①:全世代的な流行を作れることが可能
Z世代で人気を博したコンテンツやアイテムがその後拡散され、年齢性別を問わず流行するというムーブメントが増加。(ex.鬼滅の刃等)拡散性が高くなっている。
オンラインとオフラインで同世代コミニティーを有しており、トレンドキャッチ力が高い上にコミュニティごとの浸透も早い。さらに若者は多感で熱量が高く、多くの人の感情を揺さぶることができることも一因。
サービスのUI/UXにも敏感で、感覚的に使いやすさを判断することが可能。
そのため、Z世代にアプローチをしかけることで自社の商品やサービスを全世代的な流行に押し上げることができる。

Z世代マーケティングの意義②LTVが高い
Z世代を中心とした若年層に対してプロモーションを行ないブランドの認知・関心を高めることで、結果的に長期に渡って商品選択時のプライオリティやブランドロイヤリティをアップさせる効果がある。
LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)が高くなるため、ROI(投資対効果)が高い施策としてZ世代へのプロモーションが注目されている。
(ex.ユニクロ…若年層から使い始めることで、長期的かつ自然に想起されるブランドとなっている。)

Z世代が選ぶメディアはスマホ(インターネット)が主で細分化されている。
Z世代の趣味嗜好は多様化しており、使っているメディアも見ているコンテンツもかなり多種多様になっている。
商品やサービスにマッチしたターゲットに合わせて、選定していく必要がある。
Z世代のカスタマージャーニー(顧客行動)を設計し、それに合わせたマーケティングファネルに合った施策を打ち出さないと、従来のマーケティング手法では情報を届けることが難しくなっている。
動画ではYouTubeを中心にオンデマンドのサービスが選ばれている。
能動的に情報を得る場合も検索エンジン以上にSNSを使う傾向にある。

Z世代に好まれるデザイン
Z世代が選ぶ配色は濃い色合いや原色が敬遠されがちになっており、淡い色が好まれる傾向にある。
スマホのスワイプ機能により、情報の取捨選択がかなりスピーディーになっている。例えばInstagramのストーリーやリールは全て見ることはほとんどなく、次々とスワイプしていく。そのためディスプレイ広告ではわかりやすく訴求するクリエイティブが求められる。
またデジタルネイティブの世代としてUI/UXのデザインはにも非常に敏感であり、感覚的にユーザービリティが高いWEBサービスが求められる。
